ウトナイ湖の自然
ウトナイ湖

ウトナイ湖の自然 ウトナイ湖美々川流入部

ウトナイ湖は約3000年前頃から始まった勇払低湿地の陸化の際、海岸砂州や砂丘の発達により海岸線が閉塞されてできた後背湿地の海跡湖です。面積は約510ha、周囲17?、最大水深1.5m、平均水深0.6mで、その外側はハンノキ林やミズナラ・コナラ林に囲まれています。
 かつてここが海岸であったことを物語るように、ハマナスの咲く砂丘が海岸から遠く離れたこの湖の南東部で見ることができます。
 またここは渡り鳥の重要な飛来地であり、国設鳥獣保護区特別保護地区に指定されており、特に春と秋にはガン・カモ類やハクチョウが多数飛来し、壮観な景観を見せてくれます。また植物約460種類、昆虫約3000種類が確認されており、まさに北海道でも屈指の野生動植物の宝庫といえます。



主な野鳥

 野 鳥 名

主な飛来時期 主な飛来・観察地点
【ガン・カモ類】 オオハクチョウ  コハクチョウ 11〜4月 @AB
コブハクチョウ 1年中 @AB
マガン  ヒシクイ 9〜11、3〜4月 @AB
オナガガモ 11〜4月 @AB
【ワシ・タカ類】 ハイタカ ほぼ1年中 @AB
チュウヒ  ミサゴ 春〜秋 @AB
ノスリ @AB
オオワシ  オジロワシ 10〜4月 @AB
【サ ギ 類】 アオサギ  ダイサギ ほぼ1年中・冬 @AB
【森林の鳥】 ツグミ  マヒワ 11〜4月 @A
アカゲラ  シジュウカラ 1年中 @A
【草原の鳥】 シマアオジ  コヨシキリ  ノゴマ 5〜9月 @A

ラムサール条約

 正式な名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」で、湿原をはじめ干潟や湖沼など、様々な湿地の保全と持続的な利用(ワイズユース)を目指しています。1971年にイランのラムサールという町で開かれた国際会議で採択されたのでこの名があります。
 1998年12月現在、117ヶ国加盟し、1009ヶ所の湿地が登録されています。日本は1980年に加盟し、1999年12月現在、釧路湿原、クッチャロ湖など11カ所(道内では5カ所)を登録しています。
 ウトナイ湖は1991年に日本で4番目に登録されました。

水質と水位の変化 ウトナイ湖BOD平均値

 当センターでは、年4回、3カ所でウトナイ湖の水質と水深を測定しています。水質はその代表的指標であるBOD(生物化学的酸素要求量といい有機物の量を示す)について見ると環境基準を満たしています。
 また水深については、時によって変動はあるものの、ほぼ一定の幅にあるといえます。しかし、最近、湖畔の一部や中州に土砂がたまる傾向が見られ、植生の変化や生態系への影響が心配されています。





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